90を切る

ゴルフは90を切れば面白い

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難しくないコースマネジメント

「ゴルフはコースマネジメントが大事」などと、よく言いますが、

そもそもコースマネジメントって何でしょうか?

 

「コースをマネジメントする」と言えばそれまでですが、簡単に言うと、

 

コース内のさまざまな要素(傾斜やライの状態、障害物、風などの天候、ピンの位置)と、

自分の能力を照らし合わせて、その時点での最善の方法は何かと考える事です。

 

コースマネジメントという言葉を使うと、なんだか難しい気がしますが、

今までも無意識でやっていた事があるのではないでしょうか。

 

しかし、無意識ではなく、意識してその選択を行う事で、

それはコースマネジメントになるのです。

 

そして、重要な事は、自分の能力を照らし合わせるという点です。

自分の実力の中で、何が出来るのか?

という判断を客観的に行えるのがコースマネジメントだと思ってください。

 

ちなみに、自分の実力以上の結果を狙って打ってしまうのは、ギャンブルショットです。

 

打つ前に、ちょっと不安になったり、逆に開き直っていたりしていたら、

それはギャンブルショットの可能性大です。

 

まずは、自分を振り返ることから始めましょう。

 

では、具体的に何をすればいいのでしょうか?

一番簡単なスコアで考えてみます。

 

例えば、ベストスコアが92だとします。ベストスコアですから、

それ以外の場面では、もっと打っているという事ですね。

まだ100を越える事もよくあるでしょう。

 

このプレーヤーが、18ホールをすべてボギーであがれば、

18オーバーの90でベストスコア更新です。

つまり、ボギーは花マルのスコアなのです。

 

ですからダボを打っても、それは当然であって、がっかりする事ではありません。

これが今の実力です。

 

ミドルホールのグリーンは、3オン、もしくは4オンで良いですし、

2パットか3パットで、ボギーからトリプルで収まります。

 

とても当たり前ですが、あらためて確認すると、自分を客観的にみる事ができます。

そう考えれば、残り200ヤード以上あるセカンドショットで、

やみくもにウッドを持つ必要がない事が、判断できると思います。

 

そして、一番大切なのは、その判断をショットの選択をする時まで保ち続ける事です。

 

頭では理解していても、いざ打つ時になると、ギャンブルショットがしたくなります。

それをいかにコントロールできるかが、ポイントなのです。

 

これは、ほんのさわりですが、

なんとなくコースマネジメントのイメージが掴めてきたでしょうか?

 

「自分にはコースマネジメントなんてまだまだ」とおっしゃる方がいますが、

そんな事はありません。

 

技術面を磨くのと同じぐらい、ゴルフのレベルアップに欠かせないものです。

しかも、考えるだけですから、場所もお金も掛かりません。

 

もっとあなたのゴルフに、コースマネジメントを取り入れて、

スコアアップを目指しましょう。

思っている以上の効果が出ます。

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